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川崎一泰『官民連携の地域再生―民間投資が地域を復活させる』勁草書房、2013年

本書は、レベルの高い学術書です。第1部は「地域政策の経緯と将来における制約」です。第2部は「人口制約下の地域政策」、そして第3部は「財政制約下の地域政策」という構成になっています。第2章と終章は書き下ろしですが、他の1章から8章はすべて研究雑誌への投稿論文です。
テーマの独自性についても、主題は「官民連携の地域再生」ですが、むしろ副題の「民間投資が地域を復活させる」のほうが、本書の内容にふさわしいと思われます。
検討手法においては、先行研究の方法を踏襲しており、とくに問題とすべき点はありません。その意味では学術的に正しい方法を選択していると考えます。計量経済学やコンピュータープログラムのスキルを使って、多彩な地域再生の研究をしている点も、本書の特徴の一つです。1章ごとのテーマごとにロジックが整理されて展開されており、さらにむすびでは、明らかにした点(政策的インプリケーション)と残された課題が整理されており、わかりやすくまとめられています。
計量経済学的アプローチで地域再生を検討した著書はそう多くはないと思うのですが、このようなアプローチも面白いと考えます。民間資本の活用が重要であることはわかりましたが、それをどのような形で実行するか、についての考察は今後の課題のような気がします。
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