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谷本圭志・細井由彦編、鳥取大学過疎プロジェクト著『過疎地域の戦略―新たな地域社会づくりの仕組みと技術』

過疎地域を取り上げた研究は多数ありますが、新たな地域の仕組みづくりを目的として、社会調査やシミュレーション、フィールドワークの手法でアプローチした研究はそう多くはありません。しかも、学際的に福祉、交通、経済、防災、観光、保健など多様な分野を取り扱っていることが本書の特色です。検討手法についても妥当な方法が採用されていると思います。ひとつひとつのテーマに関する社会実験の成果を確認している点でも、方法としては正しいと考えます。
 現場をよく分析できている点でも、鳥取県内の自治体と大学がうまく連携されている証左であろうと思われます。学術書というよりは、実践書という方が妥当だと考えます。
 共感できる点とできない点がありますが、人口増加政策を目指すという記述がある一方で、人口減少への対応が求められると述べていますが、人口増加策よりも人口減少に対する政策の方が最重要だと考えます。その意味で、「賢く縮む、成熟した街へ」の可能性を提言していることは、オリジナル性というよりも正しい提言だと考えます。
 本書は、鳥取県自体が、わが国が少子高齢社会に突入する中で、国内のフロントランナーとしての位置をもっていることを自覚して、自治体と大学が今後の政策を提言した点で、時宜に適った良書であると思います。
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